2012年1月23日月曜日

バドワイザーなど三銘柄、英国内ではアルコール度数引き下げの方針——アンハイザー・ブッシュ・インベブ(フォーブス/デイリー・ミラー)

イギリス旅行をする外国人は、飲んだビールのアルコール度数を確認するようになるかもしれない——。

ビール醸造世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ベルギー)は、英国内で販売する「バドワイザー」、「ステラアルトワ」、「ベックス」の三銘柄について、アルコール度数を5パーセントから4.8パーセントへと引き下げる方針を固めた模様だ。
原料コストとエネルギーコストの上昇を、その理由としている。

Budweiser and Stella Artois beer









(画像は下記リンクにあるデイリー・ミラーより拝借)

参考記事
Watering the Workers' Beer(フォーブス)

Alcohol content of top beers Budweiser, Stella Artois and Beck's cut to save cash
(デイリー・ミラー)

醸造方法について知識のある読者の方ならば、「アルコール度数は発酵のときに調整できるものだから、コストとは直接関係ないのではないか?」と思うだろう。
上記リンクのフォーブス記事によれば、英国酒税法ではアルコール0.1パーセント毎に税率がアップする規定になっているという。
つまり、度数を下げればそれだけコストを削減することにもつながるわけだ。

日本の酒税法の場合、ビールの定義と税率は、原料とその割合による。
だから、発泡酒や「第三のビール」が生まれるのだが、じゃあ、これら非ビールアルコール飲料を英国に輸出したらどうなるのだろう、と筆者は思った。
その答えを与えてくれたのが、このブログ

……そうだな、たしかに美味しくないものを輸出したって、売れるわけがない。

(本ブログの引用は自由ですが、その責は負いかねます。筆者の乏しい英語力では誤訳している可能性もあります)

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