2012年3月24日土曜日

「山崎」は2年連続、「竹鶴」は4年連続の世界一——WWAワールズベストウイスキーが発表(WSJオリジナル記事)

ウイスキーマガジン(英パラグラフ・パブリッシング発行)が主催するワールド・ウイスキー・アワード(WWA)は22日、2012年の受賞作を発表した。
受賞作は以下の通り。

ワールズベスト・シングルモルトウイスキー
山崎25年

ワールズベスト・ブレンデッドウイスキー
スリーシップ5年

ワールズベスト・ブレンデッドモルトウイスキー
竹鶴17年

ワールズベスト・ノースアメリカンウイスキー
イーグルレア17年

ワールズベスト・グレーンウイスキー
グリーノア15年

ワールズベスト・ニューリリース
ブラックブル40年

ワールズベスト・ウイスキーリキュール
ダンケルド・アソール・ブローズ

山崎蒸留所にとっては昨年出品された「山崎1984」に続き2年連続のベスト・シングルモルト受賞、また、ニッカウヰスキーの竹鶴ブランドはベスト・ブレンデッドモルトを4年連続で受賞したこととなる。
一方、日本代表としては他に「響17年」がブレンデッドウイスキー部門に出品されていたが、こちらは「ワールズベスト」の座を逃した。
もし受賞していれば、響ブランドとして3年連続の「ワールズベスト」となっていた。

Black Bull 40ワールドスピリッツジャーナルとして注目したいのはベスト・ニューリリースを受賞した「ブラックブル40年」(写真)。
ボトラー、ダンカン・テイラー(英)がリリースしたブレンデッド・ウイスキーで、8種類のモルト——ブナハーブン、グレンファークラス、グレンリヴェット、グレンバーギー、ハイランドパーク、ミルトンダフ、スプリングバンク、そしてタムデュ——、グレーンウイスキーはインヴァーゴードンがブレンドされたブレンデッド・ウイスキーだ。

WWAのロブ・アランソン審査員長は「どの作品も目を見張るものばかりで『ベリーグッド』なものと『グッド』なものに分けることにとても苦労した」とコメントした。


【2月29日の記事について訂正】
2月29日掲載「シングルモルト日本代表は『山崎25年』に——WWA日本地区受賞ウイスキーが発表」の記事において、WWAのベストウイスキーは「3月23日」に発表されると記載しましたが、上記記事の通り「3月22日」の誤りでした。
お詫びして訂正いたします。

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