2012年3月28日水曜日

スコッツマンがiPad向けウイスキーアプリを斬る!(スコッツマン)

ワールドスピリッツジャーナルが始まって、約二ヶ月。
統計を見てみると、読者の1割弱はiPadあるいはiPhoneからアクセスしている。
また、アンドロイド端末からも1割超のアクセスがあるから、読者の2割はスマートフォン、タブレッド端末でご覧いただいていることになる。

そのような中でスコットランドの新聞、スコッツマンがウイスキーに関するiPadアプリのレビュー記事を掲載した。

Tech a dram: Whisky apps for the iPad, reviewed(スコッツマン)

元記事にはダウンロードサイトへのリンクが張られていなかったため、WSJが見つけられたアプリについてはタイトルにリンクを張った。
(ただし、アプリそのものは全て英語)
なお評価はWSJが行なったものではなくスコッツマンによるものなので、ご留意いただきたい。

iMalt HD Scotch Whisky Companion 450円
評価:★★☆☆☆

スコッチ・モルト・ウイスキーとジャパニーズ・ウイスキー、アイリッシュ・ウイスキーをデータベース的に取り上げているアプリ。
ビギナーにはウイスキーを知るきっかけとして良いようだが、iOSのインターフェイスを十分に活かしきれていないところ、デザインがいまいちなところが欠点のようだ。
また、スコッチ・モルトだけに留めれば良いものを、中途半端にジャパニーズとアイリッシュを取り上げていることから、スコッツマン記者は「ウイスキーは他にも多くの生産地がある」とご不満の様子。


Whisky Bible Pro 2012 1,600円
アンドロイド版は1,587円)
評価:★★★★☆

このアプリは、土屋守氏、故マイケル・ジャクソン氏と並ぶウイスキーライター、ジム・マーレー氏が監修を務めている。
iMalt HDと異なり、南アフリカや台湾のウイスキーまで取り上げられているから、スコッツマンの評価も高い。
また、ジム・マーレー氏のテイスティングノートや動画も楽しめる。
価格が高いのが難点か。


The Whiskey Encyclopedia 0.69ポンド(約90円)
アンドロイド版は99円)
評価:★☆☆☆☆

今回紹介されたアプリの中で最低の評価を受けているのが、これ。
廉価ではあるが、単純で面白みのないデザインが低評価の理由のようだ。
(どうもこの記者は、美しさにこだわる人らしい)
ただ、ボトルそれぞれの基本的な情報は集められているようだから、iMalt HDと同様、ビギナーがどういうものか知るというレベルであれば、使えなくもないのかもしれない。


Glenmorangie フリーウェア(該当するアプリを見つけられなかったため、リンクなし)
評価:★★★☆☆

おそらくグレンモーレンジ蒸留所がリリースしているアプリだと思われるが、元記事の指しているアプリを見つけることができなかった。
そこそこの評価を得ているのは、やはりデザインの美しさによるもののようだ。
たしかに大元である蒸留所が関わっているアプリなら、格好悪いものはつくれないだろう。


Whisky Online: Ardbeg Distillery 0.69ポンド(約90円、こちらも該当するアプリが見つけられなかった)
評価:★★★☆☆

オンラインショップのウイスキー・オンラインがリリースしているアプリ。
今回はアードベッグのレビューとなっているが、他の蒸留所についてもリリースされている模様。
ウイスキーそのものの情報だけでなく、蒸留所の歴史やロケーションについて知ることができる。

0 件のコメント:

コメントを投稿