2012年4月11日水曜日

スキニーガールの成長率は388.3パーセント——米調査会社がスピリッツ・トップ250ブランドを発表(マーケティング・デイリー)

スキニーガール・ブランドの
一商品、マルガリータ
食品業界専門の調査・コンサルティング会社、テクノミック(米)は9日、2011年度のスピリッツ・トップ250ブランドを発表した。
出荷ケース数を基に算出されたランキングで、上位陣にはスミノフ、バカルディ、キャプテンモーガンと有名ブランドが並ぶ。
一方、成長率でトップとなったのはプレミックスカクテル(用語解説参照)「スキニーガール」。
58万6千ケースの出荷で、2010年度比388.3パーセントの伸びを示したという。

Skinnygirl Leads Spirits In Volume % Growth(マーケティング・デイリー)
スキニーガールは米国のテレビ番組「リアルハウス・ワイヴス・オブ・ニューヨークシティ」から生み出され、女性をターゲットに、そして健康志向を売りにしている。
あまりの人気から酒類コングロマリットのビーム(米)がブランドの買収に乗り出し、これに成功。
また、開発したバーテンダーのベセニー・フランケルさんも一躍、有名人となった。

スピリッツ全体の売上は2010年度比で3.5パーセント増。
トップ250の全ての銘柄は明らかにされていないが、元記事によればウオトカ(ウォッカ)がランキングの多くを占めているという。
その中でもプレミアム・ウオトカ、あるいはウルトラ・プレミアム・ウオトカの成長も著しいようだ。

2011年の傾向についてテクノミックのドナ・フード・クレカ シニア・ディレクターは、レポートの中で次のように述べている。
「トップ250のうち、一部に景気後退の影響を受けているブランドが存在するのは否めない。しかし、その他のブランドは消費者の様々な要求からくるトレンドにうまく対応している。また、急成長を遂げている商品にはスパイシー、あるいは、甘い風味づけ(フレーバード)されたウオトカ、ラム、ウイスキーがあり、この方向に市場はシフトしていると我々は見ている」

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