2012年4月7日土曜日

ジョニーウォーカー、ラインナップを変更——グリーンラベルは完全廃止、プラチナムラベルが新たにリリース(ザ・ドリンク・ビジネス他)

Green Label Whisky
年内にも姿を消す「ジョニーウォーカー・
グリーンラベル」
ブレンデッドモルト・ウイスキー「ジョニーウォーカー・グリーンラベル」とブレンデッド・ウイスキー「ジョニーウォーカー・ゴールドラベル」が年内にも販売停止となる。
代わって、「ジョニーウォーカー・ゴールドラベル・リザーブ」と「ジョニーウォーカー・プラチナムラベル」が新たにリリースされる予定だ。

JOHNNIE WALKER TO GET RADICAL SHAKE UP(ザ・ドリンク・ビジネス)

Diageo To Rejig Johnnie Walker Lineup(シェークン・ニュース・デイリー)

ディアジオ(ジョニーウォーカー製造元であるジョン・ウォーカー&サンズの親会社)のニコラス・モーガン博士は今回のラインナップ変更について「消費者がジョニーウォーカーブランドの敷居をまたぎやすくするため」と説明する。
「消費者に提供している商品を顧みたとき、我々は消費者の求める味や価格を満たしていないことが判った。今回のラインナップ変更はよりバランスのとれた商品を提供することを意図している(モーガン博士)」

グリーンラベルに関しては今後、数ヶ月の期間で段階的に販売を停止する予定だが、売上が好調な米国市場では1年程度の猶予期間が設定される見込み。
台湾市場はブレンデッドモルトの人気が高いことから、しばらく販売が継続されるようだ。
同様にゴールドラベル(旧)も、年内に段階的に廃止され、こちらも米国市場のみ1年間は販売が継続される。

そして、新発売となる2つの商品についてだが、まずゴールドラベル・リザーブは15年熟成で、クライヌリッシュがキーモルトとなるようだ。
価格は63ドル(約5,100円)
また、プラチナムラベルはキーモルトの銘柄は明かされていないが、ピーティな性格を持つものになるという。
こちらの価格は110ドル(約9,000円)。
2商品ともにブラックラベルとブルーラベルの間に位置する商品となり、5月から6月頃に東南アジアを皮切りにリリースされる。

前出のモーガン博士は「グレンオードとカリラの生産能力は向上したし、他の我々の蒸留所も全力で動いている。ローズアイル蒸留所も建設中だ。これらを背景にジョニーウォーカーのブランド力を向上させていく」と自社の供給能力の高さを強調した。


<関連記事>
キルマーノックのボトリング工場、200年の歴史に幕——ジョニー・ウォーカー(スコッツマン他)
ジョニーウォーカーもダイヤモンド・ジュビリーを祝う——利益は奨学金団体などに寄付(デイリー・メール他)

0 件のコメント:

コメントを投稿