2012年5月31日木曜日

アイダホ州、モルモン教徒への配慮からウオトカ1商品を販売禁止に——製造元は抗議キャンペーンを実施(メイル)

米アイダホ州政府は、オグデンズオウンディスティラリー(オグデン、ユタ州)が生産するウオトカ(ウォッカ)「ファイブワイブス」の州内での販売を禁止する決定を下した。
商品名は「5人の妻」という意味であり、かつて一夫多妻を認めていたモルモン教に対し挑発的であるとみなされたため。
アイダホ州は人口の4分の1をモルモン教徒が占める。

Five wives vodka banned in Idaho because it is offensive to Mormons... but Polygamy Porter is still allowed(メイル)
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2151940/Five-wives-vodka-banned-Idaho-offensive-Mormons--Polygamy-Porter-allowed.html#ixzz1wRgVpsg9

Five Wives Vodka
オグデンの立地するユタ州はモルモン教主流派である末日聖徒イエスキリスト教会が本部を置き、人口の過半数はモルモン教徒。
それにも関わらず、同商品の販売は許可された。
この点から、オグデンのスティーブ・コンリン マーケティング・チーフは次のようにコメントしている。
「何も言えなくなるほど、驚いている。ユタでは半年で1,000ケースを売った。普通の人たちならば、ボトル(写真左上)を挑発的とは見ないだろう。卑猥でもない」

なおオグデンは、今回の決定に対する抗議、そして禁止を宣伝に利用することを目的として、「Free the five wives(5人の妻を自由に)」というキャンペーンを開始した。
同商品のラベルと同じイラストの前に牢を重ねたデザインのTシャツ(写真右)を、オグデンのオンラインストアで販売。
そして、これを着て撮った写真を同社のフェイスブックページにアップロードし抗議の意志を示そう、というものだ。


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