2012年6月1日金曜日

シーバス、4蒸溜所のキャパシティー拡大を発表——投資額48億円(スコッツマン)

仏酒類大手ペルノリカールと傘下のシーバス・ブラザーズ(シーバス、英)は5月30日、スコッチ・ウイスキーの蒸溜所に年間4,000万ポンド(約48億円)を投資する計画を発表した。
中国を中心とした新興国の需要増に対応するため。

£40m splashed out on raising Pernod whisky production(スコッツマン)

すでに同グループのグレンキース蒸溜所(2000年に操業停止)が来年春の再オープンを目処に工事が進められているが、今回の投資により、グレンアラヒー、グレントファース、ロングモーン、そしてトーモアという、4つの蒸溜所の生産能力を拡大する。
また今夏には、グラスゴー近郊のペイズリーに「プレミアム」ウイスキー専用のボトリング施設もオープンするという。

シーバスのクリスチャン・ポルタ会長兼CEOは「毎年4,000万ポンド規模の投資を行なっていくことを宣言する。今回の投資は力強い成長を続ける市場に対応するためのものだ。当社の将来に亘る成長の基礎を固めるため、イノベーションとポートフォリオの拡充を継続して行なっていくことを約束する」とコメントした。


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