2012年11月21日水曜日

スカンジナビア航空のパイロット、翼の除氷にウイスキーを使う(ドリンクスビジネス)

 飛行機の整備にウイスキーを使う――スペインで、そのような出来事が起こった。

AIRLINE PILOT DE-ICES WINGS WITH WHISKY(ドリンクスビジネス)
http://www.thedrinksbusiness.com/2012/11/airline-pilot-de-ices-wings-with-whisky/

 16日、ノルウェーへ向けて飛び立つ予定だったスカンジナビア航空機は、スペイン・アリカンテ市内の空港に足止めされてしまった。翼に氷がついたためだ。きちんと除氷しなければ離陸するための揚力が得られず、また仮に離陸できたとしても飛行中は氷が障害となり安全を脅かす。通常、空港には備えつけられているはずの除氷剤も、在庫が切れていたようだ。

 これ以上、遅延させるわけにはいかない、と判断したパイロットは機転を利かせた。機内で提供する予定だったウイスキーボトル6本を取り出し、翼にかけ始めたのだ。アルコール度数の高いウイスキーであれば凍りづらく、除氷剤としての効果を持つと考えたのだろう。

 結局、同機は1時間20分遅れで離陸した。

 この出来事は、同機の乗客であったリンダ・エイプランドさんがノルウェー紙、Aftenbladetに語ったことにより明らかになった(そのため、無事に着陸したものと思われる)。リンク先の元記事には、エイプランドさんが撮影したウイスキーを翼にかけるパイロットの写真が掲載されている。

 なお、今回使われたウイスキーの銘柄は不明。

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