2012年12月17日月曜日

グレンファークラス、プロダクションマネージャーにフレーザー氏――バーンスチュワート系蒸留所から移籍(ウイスキーマガジン)

 スコッチ・シングルモルトのグレンファークラス蒸留所は、新プロダクションマネージャーにカラム・フレーザー氏を任命すると発表した。同蒸留所の運営元であるJ&Gグラントが発表したもの。

Glenfarclas appoints new Distillery Manager(ウイスキーマガジン)
http://www.whiskymag.com/news/18243.html

 フレーザー氏はスコットランド・スターリングシャー出身。バーンスチュワートが1990年に操業再開を決定したディーンストン蒸留所の門をくぐり、ウイスキー職人としてのキャリアをスタートした。2006年にはディスティラリーマネージャーに就任している。移籍にあたりフレーザー氏は「数年前、エア(スコットランドの都市)で行なわれたウイスキーフェスティバルで初めてグレンファークラスを飲んで以来、興味を持ち、フォローしてきた。モルト・ウイスキーの故郷といえるスペイサイドへ移るということに、独立した家族経営の蒸留所で働けることに、興奮している」とコメントした。

 ジョン・グラント会長は「グレンファークラスにカラム・フレーザーを迎えられ、嬉しく思う。2012年は記録的な実績をあげており、来年はさらに拡大していく計画だ。彼が加わることで忙しく、エキサイティングな時間が過ごせるだろう」と歓迎の意を述べる。

 なお、来年5月2日〜6日に「スピリット・オブ・スペイサイド・ウイスキーフェスティバル」が蒸留所など、スペイサイド各地で開催される。グレンファークラスでは、フレーザー氏をホストに蒸留所内ツアーを行ない、一般客もプロダクションマネージャーと触れ合える機会を設けるという。


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