2012年6月9日土曜日

英誌・調査会社が共同で酒類ブランドランキングを発表(アドエイジ)

酒類業界誌「ドリンクスインターナショナル」(英)と市場調査会社ユーロモニターインターナショナル(同)は4日、酒類ブランドをランキング化したレポートを発表した。

Global Booze Trends: Winners, Losers and How Elections Spurred Rum Brand in Philippines(アドエイジ)
http://adage.com/article/global-news/global-booze-trends/235279/

ランキングは、協力を得るメーカーからの回答に基づく出荷ケース数(1ケース=9リットル)で決められる。
2011年度の調査(今回)は180のブランドから回答があり、そのうち60のブランドは100万ケースを超える出荷数量だったという。

首位となったのは韓国のソジュ(焼酎)「眞露」。
同ランキングでは「グローバルブランド」と「ローカルブランド」という2種類のステータスで区分しているが、眞露はこのうちローカルブランドに位置付けられ、またトップ20ブランドのうち13はローカルブランドだ。
これらの理由として、アジアのスピリッツ消費量が世界市場の半分を占めること、また——プレミアムブランドが台頭していると言われる中であっても——消費の中心となるのは低価格、品質を抑えた商品であることが挙げられる。

また、グローバルブランドとしてトップとなったウオトカ(ウォッカ)「スミノフ」は対前年比1.2%の出荷増となった(全体のランキングでは2位)。
しかし、レポートでは「英国、米国などキーとなるマーケットは既に成熟しており、伸びを補うためにはブラジルなどの新興国市場が重要だが、その中で1%の成長に留まったのは残念」としている。


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