2012年8月23日木曜日

アイルオブアラン、伊勢丹の女性従業員を大使に任命(ドリンクスビジネス)

スコッチ・シングルモルトのアイルオブアラン蒸留所は、大手百貨店、伊勢丹でバー・酒販業務に従事するManni(マンニ?)・ケイコさんとヤマダ・スエコさんを「大使」として任命した。

WHISKY WELCOMES FEMALE INFLUENCE(ドリンクスビジネス)

同蒸留所が生産する「アランモルト」の販売に貢献したことや、業界内での女性の影響力向上が評価されたことによるもの。
今後の女性に対するマーケティング拡大もManniさん、ヤマダさんに期待しており、アランモルト日本代理店であるウィスクイーの仲介で、二人は蒸留所を訪問した。

同蒸留所のルイザ・ヤング シニア・ブランド・ディレクターは、次のようにコメントしている。
「我々の輸出事業において、アジア、特に日本はキーマーケットだ。ウイスキー業界は世界的に女性の役割が拡大しており、彼女たちは大使という立場から女性により影響を与えいく」

この言葉どおり、モルトウイスキーの業界では女性の責任者が増えつつある。
ヤング・ディレクター自身も女性であるし、モリソン・ボウモアやペンダーリンでは女性のブレンダー、ディスティラーが活躍している。

また、モルト・ウイスキー愛好家団体であるスコッチモルトウイスキーソサイエティ・オブ・アメリカ(SMWSアメリカ)のアラン・シェイン代表によると、会員の13パーセントは女性であるという。
18年前、SMWAアメリカ発足時の女性が占める割合は2パーセントに留まっていたことから、女性のウイスキーファンが着実に増えていることも窺える。


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