2012年9月13日木曜日

バーン・スチュワートが決算発表――ブナハーブン、ブラックボトルなどのメーカー(ウイスキーマガジン)

スコッチウイスキー・メーカーのバーン・スチュワート・ディスティラーズ(英・スコットランド)は12日、2011年12月期決算を発表した。
売上高=5,740万ポンド(約72億円)、経常利益=690万ポンド(約8億6千万円)と対前年比で増収増益となった。
粗利益ベースでは、コアブランドのみで13パーセント、全体で27パーセントの増益だ。

Burn Stewart Distillers Announce Results(ウイスキーマガジン)
http://www.whiskymag.com/news/17653.html

同社は、グラスゴー近郊のイースト・キルブライドに本社を構え、シングルモルト・ウイスキー「ブナハーブン」やブレンデッド・ウイスキー「ブラックボトル」を生産している。
従業員数は250名だが、台湾支社に35名のスタッフを配置し、ブレンデッド・ウイスキーの分野では同国のマーケットリーダーとなっているという。
他にもバルト海地域やアフリカ・サハラ南部、さらには他社が苦戦を強いられている英・仏・米でも成長を見せている。
一方、ディーンストン蒸留所にビジターセンターを開設するなど、この3年間で合計200万ポンド(約2億5千万円)の投資も継続している。


フレーザー・ソーントン マネージング・ディレクター(写真)は、次のようにコメントしている。
「ニッチマーケットで行なってきた付加価値化や(現地業者などとの)関係構築など、長期戦略で培ってきた我々の実力が明らかになったことで、嬉しく感じている。今後3年をかけて、競争力強化、生産能力向上のために、設備投資を行なっていく」
また、アンドリュー・ミッチェル会長は「この結果は、献身的で激務をこなしてくれた全てのスタッフのお陰であり、彼らに感謝する」と謝意を述べた。


<関連記事>
ディアジオが2012年度の決算発表――ホセクエルボ買収交渉は継続(ロイター他)
「リーマンショック以来、最高の成長」――ペルノリカール決算発表(BBC)

0 件のコメント:

コメントを投稿