2014年4月1日火曜日

G&M「コニサーズチョイス・森伊蔵」をリリース――業務提携を記念して

「コニサーズチョイス・森伊蔵
1991・シェリーウッドフィニ
ッシュ」のラベル写真(クリッ
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 ボトラー大手のゴードン&マクファイル(英スコットランド、G&M)は1日、焼酎メーカーの森伊蔵酒造(鹿児島)と業務提携することで合意したと発表した。日欧双方でのマーケティング面での協力や技術面での交流を進めていくという。

 G&Mは1895年創業で、スコッチ・シングルモルトのボトリングを主業とするほか、ベンロマック蒸留所の親会社でもある。一方、森伊蔵酒造は1885年創業で、2000年頃から芋焼酎「森伊蔵」が人気に。ネットオークションでは定価を1万円以上超える価格で取引されている。

 G&Mのルーフル・リプイエ・ブランディングディレクターは、次のようにコメントした。
「ジャパニーズ・スピリッツのトップブランドである森伊蔵と共に仕事ができることを、とてもエキサイティングに感じている。様々な方法を通してヨーロッパの消費者に芋焼酎の素晴らしさを伝えたいし、森伊蔵にとっても我々とジョイントすることで新たな酒づくりのエッセンスを得てもらえれば、と思う」

 また、今回の業務提携を記念し、G&Mは「コニサーズチョイス・森伊蔵1991・シェリーウッドフィニッシュ」をリリースする。森伊蔵の伝統的製法であるかめ壺での3年熟成を経た後、シェリー樽熟成させたもの。なお、原酒は森伊蔵酒造がG&Mに販売・譲渡したものではなく、リプイエ・ディレクターが個人的に保有していたものだという。
「私は学生時代に日本に留学していたが、そのとき森伊蔵の酒蔵に体験入門した。アーティザナルな製法と味に惹かれて原酒を購入したのだ。カスク1個分を満たせる量を購入するのは、当時、若かった私としては大きな決断だったが、今回、消費者の皆様にお披露目することができ、喜びを感じている」

 同商品は700ミリリットルボトルでアルコール=46%、150本の限定販売で10〜20本が日本に流通する予定。


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