2012年5月14日月曜日

ビーム、CSOにフィンク副社長——WR買収を指揮(WSJオリジナル記事)

米酒造大手のビームは10日、ニコラス・フィンク上席副社長(写真)を最高戦略責任者(CSO)に兼任する人事を発表した。
日本で言うところの1兆円企業を目指す同社において、戦略計画の立案や経営のイニシアティブを執る。

フィンクCSOはノースウェスタン大学法学部で博士号を取得。
在学中には仏グランゼコールであるパリ国際関係学院にも留学した。
卒業後は企業法務の専門家となり、ベル・ボイド・ロイド法律事務所(現K&Lゲイツ、東京にも事務所を持つグローバルな法律事務所)においては合併や買収、公的融資、ベンチャーキャピタル関連のコンサルティングを行なう。

ビームには2006年に入社し法務顧問、2009年クルボアジェ・フォーティーズワイン上席ブランドディレクター、2010年ビーム・カナダ マネージング・ディレクターを歴任。
上席副社長就任後はホワイト・ロック・ディスティラリーズ(WR)の買収を指揮した。

マシュー・シャトック社長兼CEOは、「成長戦略を継続し市場の期待以上のパフォーマンスを見せているビームにとって、フィンクはリーダーにふさわしい人間だ」とコメントした。

プレスリリース


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