2013年3月14日木曜日

スコットランド政府、ダラスドゥー蒸留所の再稼働を検討(スコッツマン)

Fiona Hyslop MSP 英スコットランド政府内で、ウイスキーを生産していたダラスドゥー蒸留所の再稼働を促す動きがあることが、明らかになった。フィオナ・ヘイスロップ文化相(写真)がリチャード・ロッホヘッド過疎部担当相に、ヒストリックスコットランド(歴史的資産を管理する公的機関)によって操業再開が検討されているとした書簡を送付。ロッホヘッド担当相は、同蒸留所の所在するマレイ州選出のスコットランド議会議員で、かねてよりウイスキー・ツーリズムのひとつとして蒸留所周辺の再開発を行なうよう活動しており、歓迎する姿勢だ。

 ダラスドゥーは1899年(元記事による。1898年説あり)、アレクサンダー・エドワードにより「ダラスモア」として開業。後にダラスドゥーと改名し、度々オーナーが変わりながらも操業されてきたが、1983年、水不足を理由に生産が終了した。

 ヘイスロップ文化相の書簡によると、ヒストリックスコットランドは「ウイスキー産業のエキスパート」と接触を持ったといい、それらエキスパートに操業再開についての事前調査を依頼しているという。ロッホヘッド担当相は「事の運びがどうなったか(事前調査後のレポート)を聞くことについて、楽しみにしている」とコメントした。

 ダラスドゥーは1998年以降、現在に至るまでヒストリックスコットランドによる管理の下、一般公開している。一両年以内に操業再開がなされれば、30年以上の時を超えての再稼働ということになる。

Historic Scotland’s Dallas Dhu whisky-making bid(スコッツマン)


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