2013年5月10日金曜日

カリコム、米国と「友好的解決」図る姿勢――ラム助成金問題で(カリビアン360)

 カリコム(カリブ共同体)通商経済開発委員会はラム助成金問題(用語解説)について、米国との間で友好的解決を図っていく方針を示した。2日〜3日、ガイアナ共和国ジョージタウン市内のホテルで開催された第36回委員会で、各国代表者が合意したもの。

 委員会終了後、カリコムは以下の声明を発表した。
「USVI(米領ヴァージン諸島)とプエルトリコのラム生産者が恩恵を受け、また交易を歪めている助成金という制度に対して、満足できる解決がなされるよう、毅然として対応していく。(委員会に出席した各国の)閣僚たちは、米国やその他関係機関との深刻な問題に、あらゆる解決策を探るということで合意した」

 今年初めにはカリコム加盟国であるバルバドスのフローンデル・スチュアート首相が、米当局と協議する意向を言明している。今後、カリコム側の出方を占う上で加盟各国首脳の発言が注目されそうだ。

Caribbean calls for 'amicable solution' in rum dispute with US producers(カリビアン360)
http://www.caribbean360.com/index.php/news/guyana_news/683956.html


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